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現役教師が考える子育てシリーズ第3回(最終回) 子どもを大きく成長させる「人間関係」における失敗

 現役教師が考える子育てシリーズ第3回(最終回)

 

 子どもを大きく成長させる「人間関係」における失敗

 「失敗」というと、スポーツや勉強など個人的なものをイメージする人が多いでしょう。

 

 でも、社会生活を営む人間としてきちんと成長するには、「人間関係」における失敗をなるべく早くにしておくことも大切です。

 

 これも子どもとの距離の話になりますが、やはりいまの親は子どもにかかわりすぎる傾向にあります。

 

 他の子どもやその親とのトラブルを避けようとするあまり、どうしても子どもを「安全圏」に入れてしまう。

 

 だから親が見ている前では「事件」は起きません。

 

 でも、そのまま体だけが成長して親が制御できなくなったときに、親が見ていないところで子どもが誰かと摩擦を起こす「事件」が起きてしまったら……? 

 いじめなど深刻な問題を起こしてしまうということになりかねないのです。

 

 もちろん、いくら幼い子どもであっても、他の子どもに暴力を振るうようなことは止めなければなりません。

 

 でも、親同士が見ているまえで幼い子ども同士がちょっとした「失敗」をすることは、その後にきちんと人間関係を築いていくためにはとても大切なことです。

 

 公園やショッピングモールのキッズルームにでも行ったのなら、子どもに近づきたくなる気持ちを抑え、自分の子どもがまわりの子どものなかでどのように関係性を築いていくのかを見てあげてください。

 

 その様子を「あ、他の子にボールを取られちゃった」「怒るわけでもないし、穏やかでいいじゃない?」「もっと積極的になってほしいな」というふうに夫婦で実況中継なんてできたら、それこそ子どもと適切な距離を取れて、いい子育てができるのではないでしょうか。

 

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