「新入生の保護者に送る言葉」(講話原稿抜粋)
①もう中学生です。手は離しても、目を離していけません。
遅かれ早かれ、お父さん方、お母さん方も通過してきた「反抗期」に突入します。
「お父さん」、「お母さん」、「パパ」、「ママ」と呼んでくれていた、あの可愛いわが子が、気怠そうに「オトン」「オカン」と呼んでくる。
さあ、どうしましょう。(最前列のお母さんに「どうします?」)
②親という字。
「木」と「立」と「見」という字でできています。
これは、小鳥が巣立つ時に親鳥は少し離れた枝から、
「大丈夫、がんばれ」「こっちの枝に飛んでおいで」と、
声をかけて見守る様子が描かれたものなのです。
ここに親のあるべき姿があるのです。
「親の思う通りになんか育たない。親がしているように育つ。」
③夫婦ゲンカは犬も食わない。
こんなもん見たくない。
子どもには一切関係ない。
ご夫婦で「いってらっしゃい」「ただいま」を言い合っていますか。
通勤中の交通事故が減るデータもあるぐらい。
わが子にはしっかり元気に伝えてください。「いってらっしゃ〜い」「おかえり〜」
④「人間だもの」。
子育てに悩んだら、小さな時の写真や作品を見て下さい。
玄関に飾っておいてください。
産まれてきてくれた日
初めてつかまり立ちができた日
初めて歯が抜けた日
初めて自転車が乗れた日
父の日に作ってくれた「いつもありがとう。パパ大好き。」と書いてある作品
⑤子育ては人生で一度きり。せっかくなら全力で楽しみましょう。ご一緒に。
では、また明日。