「心に熱いものがある人」
どんな人を、僕は信じるのか。
僕が信じるのは、心に熱いものがある人だ。
自分のためだけでなく、他人のためにも何かしようとする人だ。
人はみんな、自分のためなら力を出せる。
だけど、他人のために力を出せる人間は少ない。
引越しを手伝いに行って、一所懸命できるやつと、適当にするやつの差だ。
他人の荷物をどれだけ本気で持てるか、だ。
人はみんな、自分の幸せのために生きている。
しかし、他人のために力をだせる人間は、心に熱いものを持っている。
熱い心があるから、他人のために頑張れる。
その熱い心で、自分のために頑張ってほしいのだ。
『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』幻冬舎新書より
元芸人、島田紳助が作詞した紳助の会社の社歌があるが、心が熱くなる歌だ。
『我が敵は我にあり』
我が敵は我にあり
我この道を進む
小さな夢が重なって
喜びわかち合う
心の中の魂が
少しずつ熱くなる
夢を語り
汗を流す
熱い仲間達
始まったばかりの戦い
負けるわけにはいかないさ
歯をくいしばり
あごを引き
じっと前を見る
島田紳助は、漫才師になることを目指していた頃、売れている先輩芸人の漫才すべてをノートに書きとめ、どこでお客が笑うのか、どこでお客は引いてしまうのか、人が笑うパターンを徹底的に分析して、自分の漫才のネタを練り上げていった、という努力の人だ。
「紳竜の研究」というDVDがある。
これは、吉本の若手芸人を養成する学校で、芸人を目指す学生たちの前で、彼が講義したものだ。
このDVDは、お笑いの勉強というより、ビジネスマンや経営者必見のノウハウがぎっしり詰まっている。
彼は、何事を始める時でも徹底的なリサーチをする。
そして、その上で、情報を集め、分析し、アイデアをねり上げる。
そして、そのアイデアが、世の中に通用するか、確かめてみたい、と言う。
今まで、ビジネスで失敗したことがないのは、自分がやらずに、自分が信じる人に経営を任せるからだそうだ。
誰を信じるのか、それは…
心に熱いものがあり、自分のためだけでなく、他人のためにも何かしようとする人。
他人の荷物を本気で持てる人は素敵だ。
街にあふれる「何でやねん」シリーズ
①おいおい。
②どうした❓ブロッコリー!!
ではまた明日。