「あずぶろ。」

僕の頭の中。時々、僕が好きなもの。

「学校は時代遅れ」100回記念!

「学校は時代遅れ」

 

 学校は、生徒一人一人が自分の力を”自分に合った形で”伸ばす場所だと思っている。現代の日本の学校は全くそうなっていない。

 

 テクノロジーが未発達で「生徒一人一人が自分の力を”自分に合った形で”伸ばす」ことが難しかった時代(昭和〜平成中期)だったら仕方ないと思う。

 

 しかし、今はテクノロジーがかなり発達していて、やろうと思えば「生徒一人一人が

自分の力を”自分に合った形で”伸ばす」環境を作ることはできる

 教師の数が少なくても。

 

 でも、現代の日本の学校はそれをやろうとはしていない。

 

 そういう意味で、私は「学校は時代遅れ」って思う。

 

 

「いつまでも続く一方通行型授業」

 

 学校が時代遅れだと思う最大の理由が、授業のやり方。

 

 「1人の教師が黒板に板書をして、30〜40人の生徒がノートにそれを書き写して終了」というような、一方通行型授業がいまだに行われている。

 

 コロナがあって、社会全体がオンライン化になったこんな時代でも、学校はタブレットやPCなどの設備が整っていないくて、一方通行型の授業をせざるを得ない…という学校が多い。

 

 しかし、知り合いの学校には、100台以上iPadが配備されていて、やろうと思えば「生徒一人一人が自分の力を”自分に合った形で”伸ばす」環境を作ることができる学校でも、教師は旧来の一方通行型授業を選びがち。

 

 黒板を背に、教師がずっと喋って、板書をして、たまに生徒に”話し合い活動”をさせて、でもやっぱり教師がほとんどの時間喋って、チャイムが鳴る…そんな授業ばかり。

 

 恵まれた環境なのに!

 

(というか別にiPadがなくても、工夫次第で「生徒一人一人が自分の力を”自分に合った形で”伸ばす」環境に近づけることはできると思う)

 

 つまり、教師自身が「クラスの生徒全員が同じペースで学習する」というのを頑なに守る。

 そもそも「生徒一人一人が自分の力を”自分に合った形で”伸ばす」環境を構築しよう!という発想をもっていない教師は結構いる。

 

 そういう意味で、学校は時代遅れ。

 

 このような画一的な一方通行型授業をしてしまうと、

 

 半分以上の生徒が犠牲になるという結果になってしまう。

 

 まあよく言われるやつで、一斉授業では中間層の生徒に合わせた難易度の授業をするから、中間層の生徒にとっては最高の授業になるかもしれないけど、

 むちゃくちゃ勉強ができる生徒は「おもんな」って思うし、勉強が苦手な生徒は「わからんし」って思うってことになってしまう、っていうこと。

 

  実際、私自身も他の教科の画一的な一方通行型授業を見ることがあるが、

  • 勉強が得意な生徒は退屈そう
  • 勉強が苦手な生徒も退屈そう

っていう地獄のような状況を目の当たりにして、「これはアカンわ」って思ったことが何回もある。

 

 地獄の状況で思い出したが、本題とは少しズレるが、普段同僚や生徒らとも、自分からコミュニケーションを取ろうとしない社会科の教師が、授業で「鎖国」を授業をしていた。生徒たちはほとんど聞いていない。その理由はただひとつ。

「先生、アンタが一番「鎖国」しているからですから。残念。(古い)」

 

  本題に戻そう。

 このような時代遅れの教育が行われて、半分以上の生徒が犠牲になってきた結果、どうなったか。

 

 日本の産業は遅れを取り、SNSは悲惨な状況になった。私はそう解釈している。

 

 むちゃくちゃ勉強ができる生徒が高度な教育を受けることができなかった(中間層の生徒に合わせなきゃいけなかった)結果、日本の産業を牽引するいわゆる”高度人材”が育たなかったし、勉強が苦手な生徒が丁寧にフォローしてもらえなかった結果、(言い方は悪いけど)アホになって、SNS等で他の人の発言を”誤読”しクソリプをつけたり無駄に叩いたりするようになった。

 

 今の日本の閉塞感は、日本の教育が時代遅れだったことと無関係ではないように思いう。

  

 いつまでも画一的な一方通行型授業を続けていわゆる”高度人材”が育たたないままにしてしまったら、日本の産業は発展せず、政府の税金収入も増えず、学校教育の予算も増えず、学校にお金が回らない…っていう悪循環に陥る。

 稼げる人が増えれば増えるほど政府も税金収入を増やすことができて、結果的に学校教育の予算が増え、iPadを配備したり…っていうことができるはず。

 

 やや強引な主張の仕方ですが、強ち間違ってはいないと思う。

 

 このまま時代遅れの教育を続けていたら、本当に日本は「ヤバイ」と思う。

 

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