「俺の兄ちゃん最高」
元から良い子というわけじゃなくて普段は悪さもして怒られるような、
そういう普通のバカガキだったなのにずっと俺には優しかった。
親のいう事にもけっこう言い返すのに、
「お兄ちゃんだろ」
といわれた時は絶対に言い返さなかった。
お菓子もおもちゃも何でも先に選ばせてくれた。
俺がバカで、兄ちゃんの分まで欲しがったりしても譲ってくれた。
高校生になって俺だけ貰い子で本当の家族じゃないって知った。
兄ちゃんに、
「本当の弟じゃないのに何で優しかったん?」
って聞いたら、
「弟できたら優しくするって約束しちゃったからな」
って笑われて、
「つーか本当の弟だし」
と軽くゲンコツされた。
もう1回言う。俺の兄ちゃん最高。
街にあふれる「何でやねん」シリーズ
①一回入ってみよう
また、明日。