「リーダーの役割」
それぞれの組織には必ず優秀なリーダーが必要だ。
私は中学校の教師なので、上司でありリーダーは学校長。
皆さんの組織や団体のリーダーはどうですか。
私はその役割と、やるべきことはこう思っている。
年功序列制度など廃止し、若くても、情熱的で魅力的な人間味を持った、
有能なリーダーが牽引していくべきだと思う。
①チームとしての方向性を決める
集団で活動する場合、物事を出来るだけスムーズに成し遂げるために、物事の進むべき方向性を最初に決めなければならない。
そうしないと何の目的もなく、ただぶらぶら歩くような状態にチーム全員が陥ってしまい、チームとして機能しない。
②優先順位を決める
何かを始めれば必ず大なり小なり障害が生じる。
そうした障害を乗り越えるためには、できるだけ物事を効率よく進めなければならない。
そうしないと物事を成し遂げる前に挫折することになる。
そうならないためにも、何から手を付けていけばよいか、取り組む優先順位を明確にしなければならない。
また、組織として活動する以上、がむしゃらに頑張るだけではだめ。
どのように取り組むか、段取りをしっかり決める必要があります。
③的確な判断を下す
チーム一人一人に的確な指示を出すためには、プロジェクト全体をしっかり把握しなければならない。
プロジェクト全体を見極めるためには、プロジェクトを俯瞰してみる必要がある。そうすることで状況に応じて的確な判断が下せるようになる。
「リーダーのやるべきこと」
①コミュニケーションを図る
リーダーがチームを動かすにあたって最も大切なのが、コミュニケーション。
何もしないで指示を出しても、人は中々動いてくれない。いわゆる、「笛吹けども踊らず」状態。
その人が、いなくなればその企画や取り組みが終了し、その組織では過去の遺産にな理、風化していく。
できるかぎり積極的にチームの人たちとコミュニケーションをとって信頼を得るように心がけたいところ。
②チームのメンバーをしっかり把握する!
リーダーの役目は、他のメンバーと協力して、事を成し遂げていくことだ。
リーダーとして一番やってはいけないのが、何でも自分でこなしてしまうことだ。
チームのメンバーとの心の溝が広がるばかり。
リーダーは、まずチームのメンバーを信頼しよう。そうしなければメンバーの良い所や活かせる能力を見つけだすことはできない。
そのためにもコミュニケーションスキルが最重要になる。
③きちんと叱ること
リーダーの仕事は綺麗ごとでは務まらない。
チームのメンバーを叱ったり、注意しなければならない場面に度々遭遇する。
リーダーは嫌われる覚悟がなければ到底務まらない。
「叱る」と「パワハラ」は違う。
適切に叱ることが出来ればメンバーを成長させることが出来る。
誰の目から見ても公平な評価で叱る判断を下せることがリーダーとしての重要な役割だ。
④チーム全体のモチベーションアップ
チーム全体、組織全体の目標をきちんと設定することもリーダーの大切な仕事だ。
また、メンバー1人1人に目標を持たせ、メンバーのやる気を高めることは、プロジェクトを達成するのに必要なリーダーシップだ。
⑤メンバーの良心に働きかける
人間誰しもが、心の奥底で「人の役に立ちたい」と思っている。
言葉は悪いが、こうした良心を利用しない手はない。
リーダーはメンバー1人1人に役割を与えることで、メンバー全員のモチベーションを高めることができる。
⑥さりげなく褒める
人間誰しもが褒められたいと思っている。
褒められて怒る人は、まずいない。
たとえ建前やお世辞とわかっていても、褒められれば嬉しい。
出来て当たり前と思われることでも、褒めることによってメンバーのやる気を高めることができる。
ゴールデンウィーク前の疲労感や悲壮感が漂う空気をあなたが変えてみないか。
どんよりした職場の雰囲気、苦手な相手を変えるためには、環境のせいや、他人のせい、会社のせいではなく、まず自分が変わる努力から。
朝から上機嫌で、笑顔で挨拶してみてはどうか。
また明日。