「自分の引き出しが少ない時に、人は怒る」
人は、引き出しが多くない時に怒る。
「そうした問題には、こうした方が良い」
という経験がないと人は怒る。
だから、そういう(至らない)若手がいても、
「ああ、なるほどな。俺もそうだったな」と思えて、
それをちゃんと解決に導いてやる事ができれば怒らない。
だから、経験がいっぱいある人は怒らなくなる。
そうやって、人は丸くなっていく。
自分のやり方が、一つしかない人は、
それからはみ出たことをやる人に、
「テメエ!何やってるんだ!こういう時はこうしろ!」
と自分のやり方を押し付けて、強引に自分流に持っていこうとする。
でも、別のやり方があると知っている人は、
「ああ、こういうやり方をしているのか。だったら、こうしてみろよ」
と怒らずにアドバイスができる。
だから、自分も成長しないと、世の中は腹が立つことばかりなんだと思う。
今怒りっぽい人も昔は何も知らなかったんだと思う。
だから、腹を立てることも少なかった。
それが、だんだんと世の中のことがわかるようになってきた。
少し分かり始めてきたから、
「これはおかしい」と思って腹を立てるようになってきた。
だから、最近は腹が立つことばかりになってきた。
これが、もっと経験を積んで、より分かるようになってくれば、
「そういうパターンもあるんだ。でも、そこまでなのか。だったらこうしたほうが…」
とアドバイスできるようになる。
今日も笑っていこう。
また明日。