「あずぶろ。」

僕の頭の中。時々、僕が好きなもの。

「学級崩壊する先生に共通していること」

「学級崩壊する先生に共通していること」


学級崩壊

「学級が集団教育の機能を果たせない状況が継続し、通常の手法では問題解決が図れない状態に陥った状況」

 

全国どこの学校でも、クラスでも、今日、明日、いつでも起こり得ることだ。

 

クラスには学校長が指名する担任がいる。

クラスを崩壊させてしまう担任。

それはどんな人か。

一概には言えないが、経験上のお話をさせていただく。


「自分の信念や軸がなく、子どもに興味をもっていない先生」

子どもを本気で叱ることも愛することも、気にかけて心配してやることもできず、

自分の都合で物事を進めていくそのスタンスを子どもに見破られ、舐められ見下され、

クラスのボス的存在に、普通の真面目な子もついて、雪崩れのように荒れていく。

『子どもにとって「お兄さん、お姉さん」、「おともだち」でいたいという友達のような先生』

 

私は組織のリーダーとして意図的に生徒とそのような関係を保つようにコミュニケーションスキルの高い同僚に依頼し、

戦略的に配置する場合もあるが、「子どもと同じ目線で」など、聞こえの言い表現で、

個人的に生徒に接している人が長続きしているのを見たことがない。

4月から持続できるのは大体6月まで。そこから授業の秩序は破綻する。

 

友達先生は、子どもからの評判や人気ばかりを気にして、

結局はそういう甘さを子どもに見抜かれてしまい、飽きられる。

教師は、まだまだ未熟な子どもたちを教え諭し、

好ましくない行為に対しては心を鬼にして厳しく指導し、

より良い方向に導く存在であるべき。 

 

授業が下手で、大声で叱れないタイプの先生もいるが、

不器用でも、子どものことをいつも考え、

関心をもって一人ひとりに声かけをするので、

新規採用者のように授業が少々下手でも、若い先生を助けようという優しいクラスが完成する。
教育委員会が大好物の「どのような授業形態で、何を、どのように指導するか」

というのも大切かもしれないが、

子どもは一番身近にいる大人・教師の背中を見て育っていく。

どんなあり方で教師が振る舞うかということ大事。


毎年来る教育実習生は、当然授業は上手くはないが、

毎日本気で学ぼうとする向上心と強引さ、元気と「本気」で生徒に迫っている。

あと、毎朝早く来て、人知れずトイレ掃除をしている。


私は、しっかり見ている。

こういう上と前を向いた人間と子どもたちをサポートしたいと思う。


「人は石垣、人は城、人は堀」

 

結局、「教育=共育は人なり」

良い週末を。