「不登校が増える理由」
きっかけは、様々だけど、リモート登校で子どもたちは、
あることを知ってしまったから。
「学校に行かなくても、勉強ができるということ」
不登校傾向の子どもは、こんなことを言う子もいる。
「何で、学校で勉強しなあかんの?」
これを大人は説明できるだろうか。
今後は、この「どうして?」を
子どもに伝えていかなければならない。
大人も、保護者も、そして、教師も。
まさか、「学校は行かなあかんもんやから」などと、
根拠のない不勉強な回答をする大人はいないと思うが、
ここで「義務教育とは何か」を確認しておこう。
「国民全てが教育を受ける権利があることに基づき、
学齢にある児童・生徒の就学を親(保護者)に義務付けている普通教育のこと」である。
つまり、「学校に行かなあかん」ではなく、「親が子どもを学校に行かせる義務」である。
リモートになる前は、どの子も行きたくないとは思っていたが、
学校に行かないと勉強できないと思っていたので、
学校に行く選択肢しかなかった。
リモートが始まり、学校に行かなくても勉強できると言うことを知った。
そして、大人も家で仕事をするようになり、学校に行く意味がわからなくなっている。
今の時代は、学校に行く意味を教えること。
勉強がわかりやすいとか成績と言う話ではなく、
人との関わり、人との接し方、人間関係、
「コミュニケーション能力」を子どもたちに教えることも大切。
学校に来ないと学べないことを教えていこう。
ちなみに、私は、1日も早く漢字ドリル(謎に10回書く)は廃止すべきだと訴えている。
全く意味がない。
漢字などは「書ける」より「読める」ことの方が大事。
もう音声で認識できるやん。
テストも、「何と読みますか」の選択にすれば良い。
もうこの「昭和」の発想、やめにしないか。
書いて覚えると言う謎の習慣。
うちの職場の若手教師に、ある話の冒頭で、私が「老婆心ながら」と表現したら、
彼らの頭上にクエスチョンマークが乱立していた。
国のお偉いさん方、今は「令和」やで。
そして、来年4月に設置する「子ども家庭庁」は、一体何をすんねん。
慣例・慣習でいつまでも続く、個人の能力を無視した年功序列制度を続けてないで、
若くて行動力のある優秀なリーダーが組織のトップに擁立させることだ。
今、世界を瞬く間に一変させることができるかも知れない米国勢GAFAMや中国勢BAT
(Google/Amazon/Facebook/Apple/Microsoft、Baidu/Alibaba/Tencent)のリーダーたちは、
たった数年でどうやってそこまで持っていったんだ。
ちなみに、職場の若手教師たちと、職員室でこんな話をしていたら、
「先生、GAFAMって何ですか」って言っていた。
私はその時、顔では笑いながらツッコんでいたが、心の中では、
「ヤバいな、日本。」
「大丈夫か、教師の質」
本気でそう思いました。
自身が学び、未来で活躍する子どもたちに教育すべき学校現場は、こんなもんです。
日本はホンマに、大人が学ばない国。アジア1、大人が学ばない国らしい。
ホンマに、学校の教師は勉強不足。
最近私は、勉強熱心で、行動力があり、スピード感を持っている教師(大人)以外とは時間を共有しないようにしているし、
個人事業主、会社経営者の方々とお話する機会を持つように心掛けて行動している。
今回のこのコロナ騒動は、学校教育、既存のシステムに大きく新しい変革を起こす良いチャンスなのに。
素晴らしい連休を。