自然災害が起こると必ず報道されるこのニュース。
「豪雨の中を川や田んぼの様子を見に行って流されて亡くなるお年寄り」
「なんでわざわざそんな時にそんなことするの?」
「自業自得」
「まさに頑固な年寄りの老害」
そんな声がネットでも多く見られる。
そんな口調の若いタレントのコメンテーターまでいる。
私は、毎回心を痛めている。
「何も知らないくせに、そんなこと発信すんなよ。」
おじいちゃんも安全な所でテレビを観ときたかったと思う。
豪雨の中をずぶ濡れになって川や田んぼを観に行きたい物好きなどいない。
しかし、そういうお年寄りが後を絶たない。
でも、それが農家の仕事だから。
泥水が田んぼに入ると米がダメになるから、それを確認したり修理したりしに行く。
80歳過ぎた高齢でも、定年退職などなく、今も現役。
何も知らない輩が、朝のテレビの災害ニュース見て「わー、かわいそうー」とか言い
ながら食べている温かくて美味しい食卓のお米や野菜は、そういうおじいちゃんの命が
けの仕事の結果。
火災現場に飛び込んでいく消防士を止める人はいない。
ナイフを振りかざして暴れる犯罪者に立ち向かう警察官を止める人はいない。
そして、不幸にも命を落とされた時は「殉職」と言われ、死後二階級特進になったりする。
豪雨の中を田んぼや川の様子を見に行って亡くなるおじいちゃんも「殉職」だ。
しかし、二階級特進で退職金が増える事はない。
それでも美味しいお米を作るために、生きるために今日も日本中のお年寄りが命懸け
で頑張っている。
決して非難せず、手を合わせて欲しい。
「頂きます」の時に、短くても良いから、そういう方たちに感謝を。
街にあふれる「何でやねん」シリーズ
①都民に理解不能なカタカナを使って説明し、外国人と対談する時はプロ通訳つける。カタカナや英語を使えば、頭が良いと思っているのかな。
伝えたい人に伝わってなかったら全く意味がないのにね。
これからも宜しくお願い申し上げます。
街にあふれる面白くて、不思議で、意味不明な写真をお待ちしております。