「正論が人を傷つける」
今日も、生徒が相談に来た。
周りの大人がしっかり聞いてくれないらしい。非常に残念だ。
誰かが、あなたに本音や弱音を告白している時に、
絶対に言ってはいけないことがある。
正論だ。
人が弱音を吐くときに欲しているのは共感。
私はあなたの味方ですよ、というメッセージ。
正論は、相手の心の体力が付いた後で伝えればいい。
そういう人たちは、正論は重々承知した上でなお
どうしようもなくて相談しているのだから、
その人に寄り添って一緒に考えてあげることこそ必要なのに。
あなたに弱音を告白するのは、
あなたが弱音に付け込む人ではないと信頼寄せている証でもある。
そもそも、自分の辛さは、人と比べられるものではない。
弱音を吐いた相手に、
「お前より辛い人はたくさんいる」と答えられて、
その結果自分の辛さを、「ちっぽけな辛さ」として処理される苦しさ。
人にとっては甘えに見えても、
自分にとってはギリギリだということはよくあること。
人は「弱音」を吐いてもいい。
むしろ吐くべき。
しかし、相手を選ばなくてはいけない。
同じ闇を見てしまいそうな人や、
弱音を吐くなと叱責するような相手を絶対に選んではいけない。
自分が辛い時に、より辛くなる相手に弱音を吐かないこと。
「弱音は相手を選んで吐け」
これはとても大事なこと。
結局、いくら他人の力を借りたとしても
自分の身を守るのは自分自身しかいない。
キャンプの朝が好き。
また、明日。雨ですよ。