「あずぶろ。」

僕の頭の中。時々、僕が好きなもの。

「優しい先生と甘い先生。なぜ、そのクラスだけ、その授業だけが荒れるのか。」

「優しい先生と甘い先生。なぜ、そのクラスだけ、その授業だけが荒れるのか。」

 

市町村によって異なるが、それぞれの新学期が始まる。

優しい先生と甘い先生は、似ているようで全く違う。

荒れていく原因が、「学校の経営方針が」とか、「学年の取り組みが」ではない。

 

「安全を確保してくれるか」

 

子どもたちは本能的に先生のことをよく見ている。

その先生のことを試したりもする。

わざと悪い事をしてみたり、どこまでやったら怒られるのかを試す。

先生はそこを見落とさないで、逃げないで、誰かに任せないで、誠実に対応すること。

先生の対応を見て、子どもたちは、自分が事件やトラブルに巻き込まれた時、この目の前の先生は、自分の事を守ってくれるのか。こんなことを感じ取っている。

 

今、荒れているクラス担任や授業を担当する先生方を見ていると、明らかな悪いことも、それっぽい言い訳をして目を瞑ったり、見てみないふりをしたり、誰かに任せたり、この子はOK!この子はNG!と判断している。

 

こんなことをしていたら、子どもは絶対に信用しない。

 

どんな子でも、どんな場面でも、「アカンもんはアカン」と言える先生の存在が、間違いなく、そして、例外なく子どもは安心する。

本当に多い。こういう先生。「優しい」と「甘い」を履き違えてる大人。

 

これができないなら、「教師」とう職業は辞めた方がいい。

子どもが成長していく大切な時期に、一緒にいるべきではない。

 

海外での研究結果で、具体的なデータも出ている。ぜひ調べていただきたい。

幼少期に出会う親や親族以外の第三の大人とどんな関わり方をするかで、18歳以降の過ごし方も変わってくる。

 

皆さんのお子さんが通う学校、担任、授業担当者はいかがですか。

どんな先生ですか。

 

子どもに聞いても、自分に都合の良いようにしか言わないが、もし、そこで明確な疑問や不安に思うことが出てきたなら、臆することなかれ、それを担当する教師に直接聞いた方がいい。

今は、そういう時代だ。

もしかしたら、その学校は、その先生は、隠すかも知れない、逃げるかも知れない、見えていないかも知れない。

わが子のために、とことんまで向き合おう。

クレームではなく、任せるのではなく、学校教育に、親としての意見を、提案をしていこう。

そして、本気で子育てしよう。それが親の役割と責任だから。

 

あと、公立、市立の小、中、高の先生は地方公務員。もし、学級経営や授業に失敗しても、転勤や評価が下がることはあっても、顛末書や処分はない。法律さえ犯さなければ、定年を迎えるまで、地方公務員法第27条2項によって、その身分は保障されており、来年も再来年も仕事がある。

 

もう一度、確認しておこう。

 

「教育」は「人」なり。

良いお天気。最高の日曜日を。

では、また明日。