「ちゃんと予想できうる範囲の未来を見据えて、ちゃんと時代のことも知りながら攻略していこう」この春卒業していく生徒たちに贈った言葉
はじめに。
おはようございます。
先週15日(金)にこの「あずろぐ。」を始めましたが、おかげさまでこの3日間の総アクセス数が今現在で約1,200件!
お忙しい中、立ち寄って頂き感謝しております。ありがとうございます。
毎週末を中心に更新していきますので、たまには覗いてあげてくださいね。
では本題。
この春卒業していく教え子たちに最後に伝えようと思っている内容です。
「未来の話」
世の中のスピードが恐ろしく早くなっていて、本当に知らないうちに時代が変わって、当然のように今までのやり方では全くうまくいかなくなる。
まず、働き方。
今後、どういう働き方になっていくか、どういう構造になっていくかを知ることで、それに対して準備できるので、今のうちから準備をしておくべきではないか。
まず1つ。
それは「職業の壁」がだんだんなくなって、みんなが当たり前のようにそれを横断していく時代になると思う。
2025年ぐらいまでには、これが働き方のスタンダードの1つになると思う。
もう10年もない。
どういうことかというと、
「農業やりながら芸術家をしている」
「月、水はプログラマー、火、金はプロゴルファー」
「漫画家 兼 建築士」
「お笑い芸人しながら金融マン」
「毎日違う仕事をしている」
が当たり前になると思う。
正社員だけが「ちゃんとした仕事に就いてる」という常識はなくなり、「正規」、「非正規」、「パート」、「フルタイム」なんていう分け方自体が意味を持たなくなり、人材も流動的になって、転職が当たり前のようになる。
だから、このパラダイムはもうオワコンになる。
そうなった時に一番に困るのが、職業や肩書きに縛られた仕事しかできない人だ。
もうすでに時代を先読みしてる企業や会社などでは副業OKのところもガンガン出てきているが、これはもう必然だと思う。
これからは、会社も国も今までのような保証は何もしてくれない(できない)から、副業して自分で頑張ってね!という流れ。
理由はかなり簡単で、現在わかっているだけでも、AI(人工知能)の発達で49%の仕事がなくなると言われていて、会社は当たり前のように、一度導入すれば半永久的に使えて、ミスもしないAIを導入していくから、正直、私たち人間はだんだんと必要なくなってくる。
そうなると、人間にしか与えられない「価値」が、その仕事の中にないとお金が稼げない。
人間にしか与えられない「価値」をちゃんと見出して、自分のやってる仕事、もしくは今後やっていく仕事がそれをクリアできてるかをちゃんと判断できてないと、時代に合っていないからだんだん苦しくなる。
ここで1つの方向性として、ちゃんと人間にしか提供できない価値を考えて実行する。というのが1つ、これからの未来に対応していく方法ということ。
2つ目。
傾向として、これからは「会社や組織に属する時代」ではなく「個の時代」になる。
個人が持つ魅力や特徴、能力といった「個性」が人の価値になる時代。
では、そんな時代に頑なに、
「いやいや。自分の職業はラーメン屋なんでラーメン以外の仕事はしません」
「俺は25年間この会社で働いてきたから、今さら他の仕事なんか」
「写真家なんで写真以外の仕事はしません」
1つの仕事を通してしか「自分の価値」を世の中に提供できないのはかなりのリスクになってくる。
「個の時代」だから、その人のキャラクターを大切にしないといけなくて、そのキャラクターでいろんなアウトプット(価値の提供)ができた方が絶対的にいい。
それが引いてみれば、収入の安定にもつながる。新しい時代の保証とも言える。
少し話が逸れるが、中国の富裕層の間では常識になっているが、「8ポケット」という言葉があって、これは収入を8個もつということ。1つや2つ仕事がなくなろうが、全然余裕。あと収入が6個もあるから。
これと同じ考えをできるかが、今後の安定に繋がっていくと。
だから、職人気質の人であったり、新しいことにチャレンジできないタイプであったり、その時代に対応して流動的になれない人は、今よりもかなりハードな時代になってくる。
では、どういう人が生き残っていけるか?有利になっていくか?
それはもう当たり前の答えだが、「環境に適応できた人」。
その「環境に適応できた」というのは、自分の「能力」とか「可能性」、「個性」をちゃんと追求した人。
その上で、古い考えを捨てて、働き方や生き方を「再定義」できた人が残っていく。
『これからは「職業の壁」がだんだんとなくなって、みんなが当たり前のようにそれを横断していく時代になる。』
この時代を本当の意味で充足感たっぷりに生き抜いていける人というのは、自分の中の理念というか信念というか、根本の欲求に気づいた人が「職業の壁」を乗り越えて、「1つのことやってるだけ」という感覚を持って取り組める人ではないか。
「正社員」「非正規」といういうシステム自体がなくなっていくという事実を知るのは大切ですが、ただただお金稼ぐためだけの仕事(Rice work)をしているのであれば、到底、人生はおもろくならないし、結局今とそんなに充足感は変わらない。
まとめ(ゆりやんレトリィバァ風に)
①今後の時代、未来の働き方の形をちゃんと知っていきやー
②「自分自身」を、「個」を大切にしていきやー。
③職業を縦断しても「1つのことやってるだけやで」という、自分の根本の欲求を知っていきやー。
ということが、この先のAI時代を楽しんでいける、有利に生きていける生き方なんじゃないかなと思う。
ちなみこのままいくと、「シンギュラリティ」と言って、「人工知能が人類の知能の総和を超える」と言われいて、それが2045年です。
ここまで行くともう人間の頭では理解できないレベルだから考えるだけ無駄。
私は2030年代後半ぐらいには、そうなるんじゃないかなーとぼんやり思っているが、それは誰にもわからない。
だから、私たちはそれまでの約20年間の生き方をしっかり考えながら、進んで行くことが今できる準備だと思う。
今、しっかりと準備をちゃんとした側、しなかった側の二極化が進んで行くんじゃないかと思っている。
ちなみに3月12日が勤務校の卒業式です。
コロナが収束し、子どもたちのために、ちゃんと式が挙行できますように。
最後に、またもや、私の好きなモノ、最近買ってハマっているモノをいくつかご紹介させていただきます。
①ワインを片手にバケットに乗せて。沢○靖子さん状態で。
boursin(ブルサン)濃厚リッチなフレーバーチーズ ガーリック&ハーブ
②手磨きよりツルツル。ランチ後に、えづきながら舌磨きもできるよ。
③大好きな写真集。アラーキーが世界中で写真に収めたおじいちゃん、おばあちゃんのありのままの姿。その表情、その手、そのシワ。その人が歩んできた人生そのもの。
心がピュアになります。感じのええおじいちゃんになりたいな。
写真集「恋する老人たち」荒木経惟(アラーキー)1993年 筑摩書房
それではまた。