「頭がよければ、幸せになれるわけではない」
「頭がよければ、幸せになれるわけではない」
「頑張って勉強しなさい」
学生時代、先生から、何度も言われてきた言葉。
学校では、テストの点がよい人は評価される。
点数がよければよいほど「いい子だね。すごいね」と言われていた。
社会に出てから驚く。
学校で「頭がよければそれでいい」という法則が、社会では通用しない。
低学歴の人が、高学歴の人に仕事を教えているということがある。
また仕事はできなくても、みんなに愛されている社員もいる。
頭のいい人ほど、仕事を任され、残業することになり、家族と過ごす時間も友人と会う時間もなく、顔が青ざめている人がいる。
一方、仕事ができない代わりに明るい個性で幸せそうにしている人もいる。
「あれ、頭のいい人のほうが、幸せになれるんじゃなかったっけ」
学校では学校のルールがあり、社会には社会にルールが別にある。
社会では、次のような人たちが評価される。
かわいがられる人
要領がいい人
まめにメモを取る人
人を喜ばせることができる人
人間関係が得意な人
案外、頭の善しあしとは関係ない。
上司と呼ばれる人には、頭の悪い人がたくさんいる。
では、何が評価されるのかというと、人間関係が上手であったり、仕事のやり方や、要領がよかったりする。
かわいがられる人は、上手に世渡りができますが、頭がいい人とは限らない。
しかし、かわいがられるたびに周りから教えてもらえるため、そのうち仕事ができるようになる。
かわいがられるがために人間関係の潤滑油になり、人から慕われる。
学校は、まったく勉強主義の世界。
その反面、社会は人間関係重視の世界。
こうしたことを、私は子どもたちに今のうちに伝えておこうと思う。
街にあふれる「何でやねん」シリーズ
①こんなん俺でも言える
また、明日。