「現場での優秀な指揮官」、「勇気が溢れ出る言葉」
「現場での優秀な指揮官」、「勇気が溢れ出る言葉」
年齢や経験を重ねてくると、先輩方や同期、同級生、さらに後輩たちが、
各業界でリーダーとして、最強のチームづくりに奮闘している様子が、
SNSなどから伝わってくる。
私は、現場でやり残していることがまだまだあるし、
挑戦したいことが山積しているので、
「そちら側」にいくつもりはない。
そして、これからも行かないだろう。
なぜなら、私はかつて、魅力的で優秀な上司に出会ったことがないからだ。
情熱はあっても企画力に欠け、
企画力はあっても行動力に欠け、
行動力はあっても、同僚性に欠ける指揮官が多くいた。
「じゃ、お前がなれよ」
これもよく言われる。
理由は一つ。現場の指揮官に「人事権」がないから。
「こんな会社にしたい」「こんな学校にしたい」
こんな熱い思いがあっても、「ヒト」が選べない。
この部署のこの部門を強化したいから、その分野に優秀な人材を配置できない。
また、すぐ休む、楽をしようとする、義務を果たさず権利ばかりを主張する…。
さらに、「選べない」システムに加え、もし不祥事があれば、
自分が人選してもいない部下のために、各方面に何度も頭を下げなければならない。
「それが上司の仕事だろう」
それを言われればそこまでなのだろうが、
「コイツのためなら、職を辞してでも守ってあげたい」
「この人のためなら、これからも頑張れる」
この双方向の強固な信頼関係がないと成立しない。
だから、私は人事権のないリーダーなど引き受けないし、
それらを統括する「あちら側」には行かないと決めている。
ちなみに、過去にこんな上司がいた。
フィードバックが天才的な上司の言葉。
「褒める時はヒトを主語に、注意するときはモノを主語にする」
と言っていた。
褒めるときは、「○○さんが頑張って仕事をしてくれた」と、
名前を前面に出す一方、注意するときは、
「この資料に誤入力があるので修正が必要」と、資料を対象にする。
ものすごく本質的な知識。そして、優秀な上司。
私自身、子どもたちのサッカーの団体を運営しているトップとして、
いつも迷いそうになったときは、いつも言葉たちに助けられている。
①100のノウハウより、1個の本気がものをいう。
②素直さ、真面目さは、仕事の「分母」。
知識とや技術といった「分子」だけでは、
人間は大きく伸びていくことはできない。
③「選択」は理知による行為だが、
「決断」はその理知を超えた「思い」によって行うもの。
④冷静になって考えてみると、致命傷を負うような失敗って、そんなにない。
だから、怖がりすぎないで、気楽に試してみる。
失敗してもカラッと受け入れる。
これを繰り返していくことが、大事。
⑤何度失敗しても鏡の前で言う。
「で、どうするん?」と。
⑥自分で経験すれば何でも面白い。
みんな早く手応えが欲しい、早くいい結果が欲しいってなっている。
ズルしてでも早く欲しいみたいな。
そういうのは面白くなくて、
なかなかいい手応えや結果にたどり着けない自分を面白がれって。
⑦夢は逃げない。
逃げるのはいつも自分。
どんな家やねん。
また明日。