「子どもの話は、ゆっくり聞いてあげないとね。」
私が小学校5年の頃、学校の近くのスーパーで万引きで捕まった。
すぐさま当時の担任の先生が飛んできた。
まず私にビンタを一発、涙目になる私、よく見ると担任も泣きかけていた。
「人の物を盗るのは最低の行為、これ(商品)を盗むことでどれだけの人が悲しむかわかっているのか」
「その菓子を食えば無くなる、だが盗んだという事実は一生消えない」
等々、一時間ほど延々と説教された。
お店の人がもういいですよ、と言っても説教は続き、夜7時過ぎにようやく先生と店を出た(お店の人の温情査定で親は呼ばれなかった)
お腹が空いてるだろう、と駅前のラーメン屋へ行き、タンメンとギョーザをおごってくれた。 口をあけるたびにビンタされたほっぺたが傷んだが、ラーメンはうまかった。
担任に車で家まで送ってもらい、
「今日のことはお家の人には言っても言わなくてもいい、自分が何をしたかよく見返すように」と言い残し、先生は去って行った。
一番の問題は、私が冤罪だったということである。
子どもの話は、先入観は捨て、しっかり目を見て話を聞いてあげたいものである。
もうひとつは、
「推敲」って大事やな、っていう話。
今日の新聞の折り込みに入っていた不動産のチラシにこう書いてあった。
人気物件のご紹介!
「築5分」
「駅から5年」
遠すぎるわ。
お気に入りの本
①「道徳」が教科になり、評価までしなくてはいけない時代になった。
冒頭には、結論としてこう書かれている。
「道徳がどうのこうのという人間は、信用しちゃいけない」と。