実践していただければシリーズ1回目(全3回)
「その場で」褒めず「少し間を置いて」褒める
では、子どもをどう褒めるのか。私がわが子や、教え子たちに実践していることを、またまた全3回シリーズでご紹介します。
教育現場では「褒めて伸ばす」という言葉がよく聞かれます。
でも、ただやたらと褒めればいいというものではありません。
何でもかんでも褒めてしまうと、子どもには社交辞令のように聞こえて慣れてしまい、「褒めて伸ばす」ことの効果が薄れてしまうからです。
褒めることと叱ること、そのバランスが重要なのです。
私が若手の先生方にいつも言うのは、「はじめて子どもに出会って3日間のうちに必ず1回は叱りなさい」ということです。
ただ、これには「事実で叱る」という条件があります。
理不尽な理由で叱ったり、人間性を否定するような叱り方をしたりすると、子どもをただ傷つけることになりますから注意が必要。
そうではなくて、本当に叱らなければならないようなことを見つけたときに、
「あなたはいい子だけど、こういう部分は直したほうがいいね」(実際にこういう言い方はしませんが)と諭すように叱るのです。
すると、子どもは指摘されたところを変えようとするでしょう。それは小さな変化かもしれません。
そういう変化を見落とさないようにしっかり見てあげて、「少し間を置いて」褒めてあげるのです。
そういうふうに、子どもが「せっかく頑張ったのに、見ていてくれないんだ……」と思うくらいのタイミングで褒めれば、「褒めて伸ばす」ことの効果はとても高まります。
「その場で」褒めることが良いとも言われますよね?
でも、「少し間を置いて」褒めることによって、「その場で」褒められる場合よりも子どもは「先生は僕のことをちゃんと見てくれている」と強く感じ、教員に信頼感を持つ
ようになるのです。
そうなれば、「褒めて伸ばす」ことの効果が高まるのも当然のことです。
これはもちろん家庭でも使える方法ですから、叱ったあとこそ注意深く子どもの変化を観察して、変化が表れたらなら「少し間を置いて」褒めてあげてください。
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ちなみに、日本人の座位時間は世界最長7時間。このスマートウォッチは座りすぎるとアラームが鳴る。WHOも言っているが、座りすぎが健康リスクを高める。
座りすぎは、「世界で年間200万人の死因になる」と。
この機能のおかげで、私は職員室でも意識して立ちながらパソコンしてる。
かなり異様な光景だが。
Xiaomi (シャオミ)Mi Band5スマートウォッチ
では、また明日。