「頑張ろうが人を苦しくする」
学校では時期的には三者懇談がある。
よく担任は、懇談の終盤で生徒に、「頑張ろう」と伝える。
悪い言葉ではないが、気になることもある。
「頑張ろう」という言葉は、
大人が子どもに対して、無意識に使ってしまいがちな言葉だが、
この言葉には2つの問題点があるように思う。
ひとつは「何を頑張るのか」という具体性なしに使われる場合が多い。
もう一つは、そもそも多くの子どもたちは、自分は「頑張っている」と思っており、
実際そうである場合が多いことです。
頑張っている子どもに、
「頑張ろう」というほど、
子どもにとって苦痛なことはない。
身近な言葉だからこそ、
大人たちはその使い方に注意して、
安易に「頑張ろう」というのではなく、
その時々に適切な言葉を探す努力を怠ってはいけない。
どうしても「頑張ろう」という言葉しか見当たらない時は、
その前に「いっしょに」を添える優しさを持ち続けたい。
街にあふれる「何でやねん」シリーズ
①どっちやねん。
おかげさまで第300話。これからもよろしく。
また、明日。