「あずぶろ。」

僕の頭の中。時々、僕が好きなもの。

「私、世界で一番のブスです」

「私、世界で一番のブスです」

 

 

「みゆきさん、こんにちは。

 

私、世界で1番のブスです。誰が見たってブスです。

 

自分でもわかっています。わかってるんです。

 

でも、人から変な態度取られると、やっぱり傷つくんですよね。

 

周りの友だちから毎日ブスって言われて、街歩いてても吐くマネされて。

 

学級の男子からは睨まれて、

 

おまけに生徒会長の人からは目の前でいろんなこと言われて。

 

ああ、目の前が霞んで見えない。字も書きにくい。

 

でも、頑張って書きます。私、今年受験です。

 

志望校に願書も出します。

 

だけど、だけど、その高校には恐い人がいます。

 

中2の終わり頃。

 

何度も何度も目の前に立って吐くマネして、

 

みんなの笑い者にされました。

 

同じ高校に入ったら、また、イヤなことされて、

 

毎日泣かないといけないのかと思うと勉強できません。

 

死にたいなって思ったり、

 

私が死んだらあの人たち喜ぶだろうなとか考えます。

 

お母さん恨んだけど、恨んじゃいけなせんよね。

 

ここまで育ててくれんたんだもの。

 

みゆきさん、こんな私でも、

 

生きてて良かったって思うこと、ありますよね。

 

堂々と人前歩けるようになれる日、来ますよね。

 

その日を夢見て頑張ります。

 

そして、そして、みゆきさんのコンサートの日には、

 

今の私ではない私になってみようと思います。」

 

 

中島みゆきさんの回答」

 

日本中でこの今の番組を聴いている人。

 

誰が一番醜く見えるかわかると思います。

 

このハガキくれたあなた。

 

そのくらいのことわかる人が、

 

日本中にいっぱいいると思います。

 

今あなたの周りにいる学校の、そういうことを言う、

 

あなたを傷付けた仲間だけが

 

人間だと思わないで欲しいと思います。

 

これから色んな人に会っていくことと思います。

 

世の中狭く見ないでくださいね。

 

女の子は、金さえかければある程度

 

いくらでも美人になれると私は思います。

 

顔ってのはいくらでも造れます、金さえかければ。

 

でも、金かけて綺麗になれないものもあると思います。

 

コンサートに日には、

 

アンタのままのアンタで、おいでよね。

 

また来週。

 

 

場所が場所だけに。

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また明日。