「大人になると時間の流れが早くなる理由」
「大人になると時間の流れが早くなる理由」
子どもの頃は、毎分毎秒が長くて仕方なかった。
夏休みになって冬休みになるまでの期間も長すぎるし、
教科書の説明をしているだけの一方的な授業も長く感じた。
大人になった今では考えられないけど、
10分休みにダッシュして、校庭で大好きなサッカーをして、教室に帰っていた。
小雨でも行っていた。
子どもの頃の体力と時間は無限だった。
大人になった今、
職場でちょっとトイレ休憩に行けば、10分なんか本当に一瞬。
むしろ、家でボーッと天井を眺めているだけで、
30分くらい余裕で過ぎている。
あんな小さな体のどこに
あの無限の体力が隠されているんだろう。
大声で走り回ってもまだまだ元気。
たまに狂気を感じることさえある。
大人の私が同じことをしたら間違いなく倒れる。
今は、年々月日が過ぎ去るのが早いし、
体力も日に日に落ちている。
お酒にも弱くなった。
昨日正月が来た感覚なのに、
もう桜が散って夏に向かっているなんて
早過ぎてついていけない。
こういう感覚のことを、「ジャネーの法則」というらしい。
例えば、5歳と50歳で比較してみると、
5歳の子どもにとっての1年は、
それまでの人生の20%であるのに対し、
50歳の大人にとっての1年は、
それまでの人生のたった2%。
人生における1年の占める割合が
減っていくので短く感じる。
そう思うと、まだまだ時間があると後回しにしていると、
あっという間に年を取り、いつの間にかできなくなる。
大事な人との時間も毎年毎年短くなっていって、
あっという間に別れの時が来る。
今この瞬間を大事にしなければ、と改めて心から思う。
私には10分で校庭でサッカーをして、教室に戻ってくる気力はもうない。
だけど、今は生活や人間関係、大事にしなければいけないものがたくさん増えた。
これからは限られた体力と時間で、
大切なものをしっかりと守っていきたいと思う。
今日も絶好調でした。
また明日。