「あずぶろ。」

現役中学校教師の頭の中。時々、私が好きなもの。

「あずぶろ。」おかげさまで400話。記念号。

「あずぶろ。」おかげさまで400話。記念号。

 

「先生に言いつけるよ」がダメな理由。

自己主張できない子が育つ「4つのNGなしつけ」

コミュニケーション能力の重要性が声高に叫ばれるなかで、「うちの子は引っ込み思案で……」と悩んでいる保護者も多いかもしれない。

でも、もしかしたらそういう「気がねする」子どもにしてしまっているのは親自身かもしれない。

必要な場面ではしっかり自己主張できる子どもに育てるために、親は何をするべきなのだろう。

 

これからの時代に求められる適切なコミュニケーション能力

日本人の特性のひとつとして、いいたいことをストレートに言わない、あるいは言えないということが挙げられる。

これは、「他人に対して気を遣って自分が本当にしたいことをしないでいる」ということで、いわゆる「気がねする」こと。

 

気がねする子どもにしてしまう「4つのNG」

そもそもなぜ人は気がねするようになるのだろうか。私は、その要因は次の「4つのしつけ」にあると見ている。

 

「子どもを気がねする人間にしてしまう4つのしつけ」

①他人の目を気にするしつけ

②他人と比較するしつけ

③頭ごなしに叱るしつけ

④禁止が多いしつけ

 

①多くの親がやりがちかも知れないが、「お父さんに叱られるで」「先生に言うで」といったもの。

静かにしなくてはいけない場所で子どもが騒いでいたら「静かにしといてな」といえば済む話。

でも、「お父さんに叱られるで」といった言い方をしてしまうと、子どもは他人の目を気にするようになる。

 

②子どもの兄弟や友だちと比較するしつけ。

「お兄ちゃんは1年生のときにはもっとしっかりしていたのに……」なんて言われると、子どもは周りの評価を気にするようになる。

 

③と④は分かりやすかも知れない。

やりたいことを全否定されたり禁止されたりすれば、子どもは自分の本心を親にも見せなくなってしまう。

 

子どもを気がねする人間にしないためには、まずはこれら「4つのしつけ」をしないように心掛けること。

それから、「待つ、任せる、見守る」という3つの姿勢を意識してみてはどうか。

 

子どもは子どもなりに自分で育っていく力を持っている。

だから、子どもがなにをするにも、まずは「待つ」。そして、「任せる」ことが大切。

とはいえ、放任では意味がない。

大怪我をするといった危険性がないか、

あるいは子どもがSOSを発してサポートが必要になっていないかといったことを見落とさないため、「見守る」ことが大切になる。

 

「子どもの人生を決めるのは親ではない」

また、親の価値観を優先しないようにすることも重要だ。

例えば、子どもに「あの子とは遊んだらあかんで」なんてことを言ってしまうことはないだろうか? 

子ども自身はその子と遊びたいと思っているのに、本当の気持ちを無理に抑えつけているかも知れない。

また、もう少し大きくなると、進路について親の価値観を優先してしまうということもありがちなケース。

子ども自身は小学校の同級生たちと一緒に公立中学に進みたいと思っていたのに、親が「子どもの将来のため」などと私立中学に進学させた――。

子どもも納得していればよいが、そうでない場合、子どもは意欲をなくしたり、自分の気持ちを素直に話せなくなったりすることがある。

子どもの人生は子どものものであって、親のものではない。

親の勝手な価値観で子どもの人生を決めるのではなく、子どもと話し合いながら子どもの人生を一緒に考えていくスタンスが必要だ。

まずは、日頃から子どもが親になんでも話せる雰囲気をつくるよう心がけてほしい。

そうするためにも親子の対話が大事になるが、かといって何でもかんでも聞き出そうとすればいいというものではない。

子どもも小学生くらいになれば、友だちと喧嘩するなど嫌な思いをすることもある。

それなのに、家に帰った途端に親から「今日は何したん?」「宿題はないんか?」「学校からの手紙は?」などと矢継ぎ早に聞かれれば、子どもも落ち着いて話をするどころではないと思う。

まずは帰ってきた子どもにほっとひと息つかせてあげて、それからゆっくり会話を重ねる。家庭を子どもにとってのオアシスにしてあげて欲しい。

おかげさまで400話。

いつも読んでくださりありがとうございます。

どなたかの少しの元気になれば幸いです。

一緒に頑張りましょう。懸命に生きましょう。

また明日。